「自分メディア」はこう作る!の感想

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記読了。ブログ始めるってことで、改めて再読したけど、かなり参考になる。何気にちきりん氏の本は自分の頭で考えようとマーケット感覚と未来の働き方とこの本で4冊も読んでいる。三冊以上読めばその作家のファンであると公言できるという自分ルールに則れば、僕はちきりんファンであると公言できるわけだ。そしてそれはちきりんが脳内人格として住み着いているということを意味している。

shinrei.hatenablog.com

これだけ読み込んでいる理由を自己分析してみると、やはり分かりやすい読みやすいっていうのが一番の理由なんだと思う。僕が山本弘の著作が4冊も読むことができたのも、面白いっていうのも確かにあるのだけれど、何よりも読みやすかったってのが一番の理由だと思う。古典海外SF小説なんかも読みたいとは思ってるんだけど、なかなか手が伸びないのは、その難易度が高いからなんだろうなあ。

古典SF小説を読みやすいように小説でリメイクしてほしいなあっていうのは、前々から思ってるんだけど、小説を小説にリメイクっていうのは聞いたことがない。仮にされたとしても原作の面白さが損なわれることは確実なのだから、大人しく難しいものをそのまま読むしかないのだろう。でも、その難しさに見合う何かは手に入る気がするから僕は読むことにしている。まあ読むのかったるいんだけどさ。

shinrei.hatenablog.com

古典海外SF小説は、その時代のその土地の人間の読ませるために出版されるのだから、時代も土地も違う僕をそもそも読者の対象としていない。僕が読むのにこれほど苦労するのは当然といえる。

 

そういう点ではちきりん氏は読者を意識しているといえる。Chikirinの日記というブログ名から分かる通り、ちきりん氏は日記を書いている。日記というと、「今日は何を食べた。今日はどこに行った。今日は誰と会った」という行動の記録というイメージがあるが、ちきりん氏にとっての日記は「今日はこんなことを考えた」という思考の記録なのだ。紙の日記帳に書いていた期間が25年以上あり、今のブログがその延長線上でしかない。じゃあなんで、日記なのにブログとして公開するのか。日記なら日記のままで公開しなきゃいいじゃない、っていう疑問が湧く。その理由としてちきりん氏は、高野悦子さんの日記が、誰も読まないことを前提に書かれた文章でありながら、何百万人もの人が読むことになった例を挙げ、「誰も読まないという前提で紙に日記を書き続ける」ことより、「誰が読んでも不思議ではないという前提で、ネット上に日記を公開する」ことの方がリスクが少ないと説く。読者という監視者が、自分が公序良俗に反することを書くことを防ぐ抑止力になる、と一応僕は解釈した。

ただ、最近のバカッターなどを見ると、公開することが抑止力になっているかというと結構疑問だ。そもそも彼らはネットを通じて全世界に晒されている、ということさえ知らないのかもしれない。人種差別発言をツイートし、炎上したことで、会社を解雇されたという例を見ればわかるように、ネット上での発言や行動はマナーを守ってなさなければ自分自身に被害を被ることがある。にもかかわらず、ネット上にこれほど罵詈雑言が溢れているのは、マナー違反をしても被害を被らないことも事実だからだと思う。仮にツイッターで相手を罵倒しても、加害者にもさらには被害者にも不都合が起きないのが現状である。加害者は罵倒してすっきりし、被害者は罵倒した人間をブロックする。バカッターや人種差別発言ほどの荒事でなければ、ネット上で誰かを攻撃することは特に被害を被ることがない。同時に、炎上する発言をして非難を浴びせられても被害を被ることがない。非難されれば見なければいいのだから。

罵詈雑言と炎上発言がなくならないのは、それをやっても自分に被害がないっていうのが一番の理由なんだと思う。

ちきりん氏と同じように僕もブログは思考の垂れ流しだと思っているけど、公開する以上はマナーを守らないとなあ、なんてことも思う。まあ、垂れ流しって言っておきながら、画像張りまくって読者を意識してるじゃねえかって突っ込まれたらそこまでなんだけさ。半分思考の記録のため、もう半分は読者のため、っていうのをスタンスにしてこうかな、なんて考えてる。

ちきりん氏はただの日記で読者の存在をそ意識していないと本には書いてあったが、「誰が読んでも不思議ではないという前提で、ネット上に日記を公開する」とも書いてあるので、完全に意識していないわけでもない。読者を意識しているか否かの線引きは難しいなあ、って思う。

 

 

僕はちきりん氏への理解を深めるために以下の記事を参考にした。

 

本家。これを読まずにちきりん氏は語れぬ。

d.hatena.ne.jp

 

ちきりん氏の歴史がよくまとめられている記事。

azanaerunawano5to4.hatenablog.com

 

ちきりん氏がなぜ「自分のアタマで考えよう」と啓蒙するのか考察した記事。

www.sekaihaasobiba.com

 

増田によるちきりんアンチの記事。大体アンチの意見がまとめられている。

anond.hatelabo.jp

 

上の記事に対する批判。こちらは賞味期限ぎらなのはちきりんではなくはてなブックマークだとする記事。

fujipon.hatenablog.com

 

それに同意する海燕氏の記事。

ch.nicovideo.jp

 

同じくちきりんアンチに対する批判として書かれた記事。こちらはコメント欄の閉鎖やはてなブックマークのコメントを非表示した理由などが書かれている。

www.kandareiji.com

id:kandareiji氏も「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記を読んで擁護している。僕も読んでいたので、このコメントやブクマの事情は把握している。

 

イケダハヤト氏のちきりん論。普通に参考になる。

www.ikedahayato.com

 

こうやって読んだ記事まとめてみると、僕がどれだけちきりん氏に興味を持っているのかがわかる。その興味を持つ方向を彼女を作ることなんかに使えばもっと真人間になれるかもしれないのにな。パソコン開いて適当にクリックしてふむふむと人のブログ読むのって金も体力も使わないわりに結構楽しいからどうしてもやってしまう。もうちっと有意義なことに時間使った方がいいことはわかってるんだけどね。

 

僕も元を返すって意味でらちきりん論とか書いてみたいなあ、って思う。気が向いたらだけどさ。

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記