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マーケット感覚を身につけようの感想

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

マーケット感覚を身につけようと自分のアタマで考えようを読み直していた。やはり勉強になる。

マーケット感覚で言えば、とりあえず市場に出してみてフィードバックを得ながら試行錯誤していこう、といった部分が。自分のアタマで言えば、知識が先入観になって思考の邪魔になる、といった部分が非常に頷けた。

とりあえず市場に出してみるっていうのは、ライトノベル業界などは本当に典型的な例だ。それはかつてはラノベ作家になるには賞を取るのが普通だったのに、現在は小説家になろうなどで人気になり書籍化されるというところを見れば明らかだ。ネット上に小説をアップして、市場に晒すことによって、審査員や編集者が売れるラノベを見極めるのではなく、消費者に直接読ませてそこで評価を得るというのは非常に理に適っているし効率的に見える。

ソードアートオンラインという超ビックタイトルが、ネット上で連載されていたことは誰もが知るところだ。ここで着目すべきは~大賞受賞といった肩書ではなく、何万PVを誇った小説といった評価だ*1。人物であればフォロワー数が、動画であれば再生数が、ブログであればPV数が重視される。これらは何か権威によって評価されたのではなく、ネットという市場に晒されることによって、消費者に直接評価されている。そこで評価されるということは消費者のニーズをダイレクトに答えているということなので、権威の言葉よりも信用される。ネットという場は、誰もが市場に参入すること容易にしただけでなく、消費者からの評価を可視化する装置であると思った。

 

ちきりん氏はネットによって社会の市場化が起きるという。

就活や婚活の例でわかるように、社会の市場化を可能にしたのは、インターネットの普及です。ネットの技術が、不特定多数の受給者と供給者のマッチングを容易にし、相対取引を市場取引に移行させる基盤となりました。

お上が国家資格で保証してくれる職業ではなく、市場で強く求められる職業こそが、いい職業だ社会であり、その社会で生き残るためには、何が価値あるものなのかを見抜くマーケット感覚が必要であると説く。

 

このあたりは、岡田斗司夫が提唱する評価経済社会ともつながる話だと思った。この辺はもっと考えを深化させていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:ソードアートオンラインの作者である川原礫さんは、アクセルワールド電撃文庫の大賞を取っているので、純粋に消費者によって評価された存在ではなく、少し事情が違うことを付記しておく。