鬱のエントロピーを凌駕するために。症状編

ここ4か月ほどイフェクサーという抗うつ剤を服用している。イフェクサーってのはググれはすぐわかるけど、一言でいうと、セロトニンやらノルアドレナリンやらドーパニンやらの快楽物質を脳に発生させて不安をなくしてやる気を出させるお薬だ。なんだか危険な麻薬のようだけどちゃんとした合法のものだから安心してくれ。ま、麻薬とどう違うんだっていえば、中毒性がないだけで大した違いはないんだと思う。飲むと幸せになれる薬っていう点ではまったく同じだ。ヤクヲクレー、と自分で自分の首を絞めて一人で禁断症状ごっこしながら飲んでるよ。

薬を服用するまで僕は僕自身のことをうつ病だとは思ってなかったんだけど、親にクリニックを勧められてお医者さんに僕の症状、元気が出ないだとか不安があるだとかそんなことを話したら、すぐに薬を出してくれた。おお、例のAAをリアルに体験した、と少し歓喜していた。嬉しがるようなことでもないんだけどね。 

 

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   /     `ヽ.   お薬増やしておきますねー
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     (´・ω・) チラッ
   /     `ヽ.   
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     (´・ω・`)
   /     `ヽ.   今度カウンセリングも受けましょうねー


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   /     `ヽ.   お薬出しておきますねー
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     (´・ω・) チラッ
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     (´・ω・`)
   /     `ヽ.   今度カウンセリングも受けましょうねー

 

 

と同時に自覚症状がないだけにあっさりと出されて拍子抜けしていた。だって、この症状は別段今に始まったわけじゃなくて物心ついたとき、中学生くらいからずっと発症しつづけていて、もはや僕の中のデフォルト状態だったからだ。髪の毛が生えているくらい自然なもので切り離せるようなものではないと思っていたからだ。だが、イフェクサーを服用するようになってその認識を改めることになった。この薬かなり効くぜ!

ってんで、僕のうつ病の症状と含めてイフェクサーの効果を大いに――否、うつうつと語ってこう。うつうつします。

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胸がぽっかりと空いている

僕が特徴的なのかもしれないし、これはうつ病とは関係なのかもしれないけど、僕の症状を一言で言い表すと、中二病的な表現になるが、胸がぽっかりと空いているって感じなんだよね。なんだろうな、車が動かすのにエンジンがない、みたいな。何をやっても空しいんだ。

中学生くらいからずっとほとほと無気力なんだよね。思い出すと部活でやってた卓球ではレギュラーになれなかったし、大して勉強もできなかったし、友達も一人もいなかった。人よりも何か誇れるものっていうのが一つもなく、誰からも承認欲求を得られなければ、そういった状態になっても仕方ないよな、と今振り返ると思う。太古の昔人類は集団生活をしていて、集団からはぐれた個体は死に至ってた。承認欲求のない個体は淘汰されていったわけだ。だから承認されることを欲することを我々人類は遺伝子レベルでプログラムされているのだから、その欲求を満たせない個体たる僕は肉体として生きていても、精神は死んでいる、っていうのが妥当な考察だろう。

解っているなら友達作れよ、それか何か一つでも芸をつけろよ、って我ながら思うのだけれど、当時の僕は現実逃避のためにゲームばかりラノベばかりのオタク生活を送ることで手いっぱいだから、そこまで頭が回らなかった。最近になってようやっと集団に入ってみようかなと思えるようになった。僕は太古の昔ならとっくに死んでいる個体なのだろう。僕を生かしてくれる人類の英知と親のすねに感謝しつつ、社会集団に入るための布石としてブログを書いている次第だ。

 

うつ病の具体的な症状

胸がぽっかり空いているじゃあよーわからんの人のために、具体的な症状をば。僕の症状なので、うつとは関係のないものがある可能性が多分にある。ご了承を願いたい。

 

・失敗を後悔しまくる

大学に入って結構立つにも関わらず、いまだに底辺大学に入ったことを後悔している。それに連鎖して底辺高校に入ったことも後悔していて後悔指数は二乗と化す。ちなみに僕の中の底辺の定義はだいたい偏差値60未満である。というのはこと学歴に関しては有名大学に所属していなければ誇れることができないわけで、その程度の閾値に達しなければないも同然だと僕は個人的に思っている。専門学校などは別だが、ほとんど就職学校と化していながら、その役目すらはたしていない私立文系の大学にブランド以外の価値などないだろう。同様に進学校じゃない高校もレベルの低いやつに合わせた授業をたらたらとやっているわけで、そんなもんやるくらいなら高校など行かず、独学でブランド大学に行く方が何倍も得だろう。当時の僕にはその程度の考えも思いつかなく、ただ思考停止してノートを写して効率の悪い役に立たない勉強ばかりしていて本当に哀れだなと思う。ああ、なんでちゃんと自分で考えて勉強しなかったんだ。なんでこんな底辺大学に入っちまったんだ。あぁ……。

こんな感じで長々と後悔しまくって、ゲームしてアニメ見てネットサーフィンして布団をかぶって現実逃避するってのが僕の日常。不健康極まりない。精神にゲロを塗りたくっているようなものだ。その他にも後悔という名のゲロを吐いては塗りたくり吐いては塗りたくり、ゲロでゲロを洗い流している。そりゃあうつにもなるわな。げろうつ。

 

・引きこもる。怖くなる

うつと引きこもりは相性がいい。うつになると、無意味に不安になりいろんなものが怖くなる。部屋の中は何の変化もなく平穏な空間である。必然、引きこもりがちになり、食べ物を買いに行く以外は外に出なくなる。ただその引きこもり生活においても恐怖がある。一人暮らしをしていると、急にインターホンが押されてビクっとなる。これがけっこうな恐怖なのだ。

さらには親からの連絡もなぜか怖くなってしまい、しばらく返信しなかったばかりに一時期はかなり心配させてしまった。どうにも自分が情けない存在に思えてしまって、そんな姿を見せたくないと見栄を張ってしまい、そんな姿を見せることが恐怖になってしまい、返事を返さないことが普通になってしまい、そこから変化することがまた無根拠に怖くなってしまうのだ。一体何が怖いのが自分でも分からないのだが、きっと僕の無能さを責められるのが怖いのだ。自信がないと色んなものが怖くなってしまって、変化をすることが出来なくなりしまいには動けなくなる。親は心配するばかりだろう。本当に申し訳ないことをしてしまった。うつ病のみんなは知り合いとせめて生存確認の連絡くらいはしようね。

 

・風呂に入らない。掃除をしない。

一時期は夏にも関わらず一週間ほど風呂に入らないことがあった。一週間風呂に入らないと当たり前だが、体がかゆくなる。んで風呂に入ろうとするのだが、その風呂桶が汚れていてとても入れたものじゃないのだ。なら風呂を洗えばいいものを、そんな気力も湧かず銭湯に通うことになる。一週間溜めた垢を一気に洗い流すのはなかなかの快感だ。これぞうつ病の特権と、ポジティブに考えておく。

部屋が足の踏み場がないほど汚くなってもほったらかしにしてしまう。一日中部屋に引きこもっているのだがら掃除くらいすればいいものを、その気力がわかない。部屋の電灯が切れていても切れたままで三か月ほど放っていたこともあった。じゃあ夜はどうしていたのかというと電気スタンドで凌いでいた。一度周辺のものが負の状態になるとそこから正の状態に戻すことができなくなってしまう。なんだろう、僕の心に負のエントロピーでも働いているのかもしれない。否、鬱のエントロピーと呼ぶべきか。

 

・食べ過ぎ、眠り過ぎ

食欲がなくなるとか、不眠症になるとか、うつ病のサイトに行くと書かれているのだけれど、僕はまったく逆で食べ過ぎと眠り過ぎになっていた。体重で言えばここ一年で10キロほど増えて、12時間眠るのがざらになり昼夜逆転が毎日のように起こっていた。こういう不健康な生活を送ると、いつまで経ってもうつが治らないわけで、うつになるから不健康な生活になり、さらにうつになる、ってな感じで負のループならぬ、うつのループに入る。無限ループって怖くね?いやほんと。どういう無間地獄かって感じだ。

 

これらの負の連鎖を断ち切り、鬱のエントロピーを凌駕するためにイフェクサーが登場するわけだが、長くなったから次回に回す。

 

果たして僕の願いは叶えられるのだろうか……。

 

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