願い事を人に言ってしまうと叶わなくなってしまう訳

『願い事ってのは、しかし、言ってしまうと、叶わなくなるよな』

みたいなことを、恋物語で言っていた気がする。割と印象深いセリフだ。

恋物語 (講談社BOX)

恋物語 (講談社BOX)

 

その訳を貝木は、『言葉なんて信用できないからだろ』ってなことも言っていた気がする。

ま、この辺りは西尾維新お得意の言葉あそびみたいなもので、その場では何かすごいことを言っているようが気がするが、よくよく考えたら本当にすごいのかわからなくなってこと請け合いだ。西尾本人が、小説なんてのは一瞬でも読者を騙さればそれで用を達しているみたいなことをあとがきで書いていた気がする。記憶に頼って発言しているので、確からしくはないのだが。

 

話は少し変わると、僕はこの1年くらい苫米地英人という人の本をよく読んでいて、というか200冊以上出しているこの作者の作品を半分くらい読んでいて、多分一人の作家では一番読んでいる、っていうハマりようなんだよね。ここまでハマる理由にはいろいろ訳があるのだけれど、一番の理由は、読むとすげー元気が出るのだな。なぜかというと、この人の専門分野一つ(いや本当に様々な肩書きがあって多彩な人なのだ)が能力開発にあるからだ。

 

で、苫米地英人風に言うと、願い事を人に言ってしまうと叶わなくなる理由ってのは、ドリームキラーが現れてしまうってことと、want toがhave toに変わってしまうことを挙げている。


苫米地メソッド003「エフィカシー①」苫米地英人

詳しくは動画を見て欲しいし、もっというと、本を読めばいいが一言でいうと、やりたいことを人に言うと、周りの人間ができることを勧めてくるので夢を叶えることはできませんってこと。そして人に夢を言ってしまうと、それがやりたいことではなく、やらなければならないことに変わってしまうってことをドクター苫米地は指摘している。

 

まあ、頷ける話ではある。これが正しいとすると、キング牧師の「I have a dream」や、先日の社長になりたくて大学やめた宣言した方などこと目標達成に関してはあまり効果的ではないのかもしれない。比べるのも失礼であるだろうが。

ただキング牧師限らず苫米地博士自身、「世界の戦争と飢餓をなくす」ってことを夢に掲げているので、誰になんと言われようと、自分のやりたいことが変わらないで、そのために行動できるっていう人は、人に言ってもいいのかもしれない。自我のはっきりした超人は言ってもいいが大抵の凡人は、目標がブレてしまうから言っちゃダメってことなのだろう。

それに彼ら超人には過去に実績がある。一流大学に入っていたとか、大きな仕事を成し遂げたとか、そういう誰かに誇れるものがあって、夢を話せば応援してくれる周りの仲間たちがいる。

 

僕自身にも夢がある。十代の頃は全く自分に自信がなくて、自分を卑下してやさぐれていたけれど、今の僕には夢がある。

 

I have a dream」である。

 

だがその夢は、今の僕の能力からすれば、到底に叶いそうもないものだ。だから、僕を知っている人が、それを聞けばお前に「そんなことはできない」という。それに言ってしまうと、言った途端に義務になってしまう。僕を縛るものになってしまう。

だから夢は自分の胸の中に秘めておく。誰かに言わなくても、自分だけが知っていればいい。自分にしかないものを、自分だけが持っていればいい。秘めているだけで、知っているだけで、持っているだけで、成し遂げようとする力になる。燃料のような機能を持っているのが夢である。

 

あなたにも夢があるだろうか。あってとしても僕は聞かないし、聞いたところで、きっとあなたのことなんて本当の意味では知ることなんてできない。それでいいと思う。

 

『お前のことはお前しか知らないんだから、だからお前のことはお前しか大切にできない。そしてお前の夢もお前にしか叶えることはできない』

 

恋物語で言っていてセリフが今まで自分を卑下してきた僕には心に染みる。自分にしか自分を大切にできないのなら、自分が自分を大切にしなくてどうするというのだろうか。

 

自分だけが知っているかけがいのない夢を抱えて。

 

とりあえず一冊苫米地本読みたいていう人はこれがオススメ。