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日本3.0の参考図書18選

日本3.0 2020年の人生戦略 (幻冬舎単行本)

日本3.0 2020年の人生戦略 (幻冬舎単行本)

 

読んだ。いやー、非常に面白かった。非常に面白いのだけれど、これは意識がかなり高い。

新しい時代にもっとも不要なのは、「チャレンジ童貞」です。求められるのは、失敗してもはいあがり、しつこく挑戦する人間。常識を疑い、ゼロからイチを生み出せる人間。日本にとどまることなく、世界に飛び出す人間。何にでも好奇心を持ち、貪欲に知を求める人間。そして、自己愛を超えたプリンシプル、思想を持った人間です。  ただし、「チャレンジ童貞」の人も、勇気を振り絞れば、いくらでも挽回するチャンスはあります。たった一度の行動で「チャレンジ童貞」から卒業できるのです。

たった一度、自己愛と恥を捨てて、好きな人に告白する。たった一度、周りの空気を読まず、我が道を突っ走る。たった一度、死ぬほど勉強して、新しい特技を身につける。

初めの一歩を踏み出せば、今とは違う世界が広がっています。きっと何か希望が見えてくるはずです。

 といったことがはじめに書かれており、チャレンジ童貞に分類されるであろう、僕なんぞは耳が痛い限り話ばかりだった。しかし、実際問題AIによって仕事を奪われたり、経済が成熟しきってしまったり、などの要因で、働くことのハードルが上がってしまった以上、高所得者になるためには、好むと好まざる限らず、意識が高くならざるえないのだろうし、仮にチャンスがないとしても、チャンスはあるものだ、未来は明るくなるものだ、と宣言してドヤ顔しておいたほうが、若い世代としてはモチベーションも上がるだろう。実際、若者の一人である僕はかなりやる気が出たぜ。よっしゃ、ガラガラポンだ!!下克上だ!!ってな感じで。

本書が特筆すべきは、その内容もさることながら、さらに理解を深めるための参考図書まで用意されていることだ。

個人的にこういった本の中の本の一覧は大好きだ。一冊を読むことで、さらに情報のリンクが張られていく感覚。たまらない。どんどん脳みそが拡張されていくのを感じる。

今回は本書に載っている、参考図書の中で、僕が面白そうだと思った本で、できれば有名でない本をまとめていこうと思う。それぞれの章、日本3.0の始まり、日本3.0と国家、日本3.0と経済、日本3.0と仕事、日本3.0と教育、日本3.0とリーダー、の終わりに10冊ずつ計60冊紹介されているのだが、3冊ずつ18選で絞らせてもらう。他の図書が気になる人は買って確かめてみてくれ。

今、時代は「下剋上」を求めていますし、そのための好機は至る所に転がっています。本書が、新時代をつくるために「働く人」たちにとって、多少なりとも役立つガイドブックとなれば、それに優る喜びはありません。

とのことなので、なら僕は「働く人」たちに役立つガイドブックのブックガイドでもやってみようってことで。

 

日本3.0の始まりを考えるための3冊  

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

 

授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦前・戦中篇。日本人はなぜ戦争を繰り返したのか―。すべての大事件の前には必ず小事件が起こるもの。国民的熱狂の危険、抽象的観念論への傾倒など、本書に記された5つの教訓は、現在もなお生きている。毎日出版文化賞特別賞受賞。講演録「ノモンハン事件から学ぶもの」を増補。

個人的には日本史よりも、世界史の方がダイナミックで好きなのだけれど、あまり西洋かぶれになることにも、ある種抵抗があることも事実だ。なので、この機会に日本史の近現代だけでも振り返るために読みたい。

 

戦後日本経済史 (新潮選書)

戦後日本経済史 (新潮選書)

 

奇跡的な高度成長を成し遂げ、石油ショックにも対応できた日本が、1990年代以降のグローバル化とITの活用に立ち遅れているのはなぜか?それは、第2次大戦中に構築された「戦時経済体制」が、現在も強固に継続しているからだ。「戦後は戦時と断絶された時代」という常識を否定し、「日本の戦後は戦時体制の上に築かれた」との新しい歴史観を提示する。

「超」整理法でも有名な野口悠紀雄氏の著作。整理法についてはすでに読んでいて面白かったことを覚えている。経済に関する書物は結構読んでいる方だけど、経済史というと完全に門外漢だ。知識の穴を埋める上でも読みたい。

 

それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)

それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)

 

膨大な犠牲と反省を重ねながら、明治以来、四つの対外戦争を戦った日本。指導者、軍人、官僚、そして一般市民はそれぞれに国家の未来を思いなお参戦やむなしの判断を下した。その論理を支えたものは何だったのか。鋭い質疑応答と縦横無尽に繰り出す史料が行き交う中高生への5日間の集中講義を通して、過去の戦争を現実の緊張感のなかで生き、考える日本近現代史小林秀雄賞受賞。

この世界の片隅に」を見たことで、僕自身戦争について理解を深めたいと思っていたところだ。やはり生きていく上で、歴史を知らないこと、特に戦争について知らないことは、平和ボケしていると我ながら思う。「この世界の片隅に」の副読本として読みたい。

 

国家の未来を考えるための3冊

大ベストセラー『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』に続く第2弾! 現代最高の知識人、トッドの最新見解を集めた“切れ味抜群"の時事論集。テロ、移民、難民、人種差別、経済危機、格差拡大、ポピュリズムなどテーマは多岐にわたるが、いずれも「グローバリズムの限界」という問題につながっている。英国EU離脱、トランプ旋風も、サッチャーレーガン以来の英米発祥のネオリベラリズムの歴史から、初めてその意味が見えてくる。本書は「最良のトッド入門」でもある。知的遍歴を存分に語る第3章「トッドの歴史の方法」は、他の著作では決して読めない話が満載。「トッドの予言」はいかにして可能なのか? その謎に迫る! 日本オリジナル版。

 英国がEUを離脱したことは2016を象徴する時事問題だったと思う。といっても、正直政治には疎いので、あまり興味もないのだけれど、えり好みするのもいかんだろう。佐々木紀彦氏もグローバルエリートであるなら、あらゆる知恵に富んだ教養人になるべしってな事を書いているわけだし。教養をつけるために読みたい。

 

新自由主義、伝統主義、復古主義を含み保守主義者を自認する人々が増えるなか、18世紀の起源から21世紀現在までの軌跡を辿り、本来の考えを明らかにする。

21世紀以降、保守主義者を自称する人たちが増えている。フランス革命による急激な進歩主義への違和感から、エドマンド・バークに端に発した思想だが、いまでは新自由主義、伝統主義、復古主義など多くのイズムを包み、都合よく使わている感がある。

本書は、バーグ、T・S・エリオットフリードリヒ・ハイエクミルトン・フリードマンラッセル・カークといった思想家、またアメリカで風靡する新自由主義リバタリアンネオコンといった集団、さらには丸山眞男福田恆存らを通し、近代・現代日本における保守主義を論じる。
こうした18世紀ヨーロッパから現代日本に至るまでの軌跡を辿り、思想的・歴史的に保守主義を明らかにする。そして、進歩主義が衰退する中、驕りや迷走が見られるいま、再定義を行い、「保守」のあり方を問い直す。

 やはり政治には疎い。なので、このように1から順々に軌跡をたどって、政治について語ってくれるのは非常にありがたい。フリードマンなど思想家の本を取るにしても、その背景を知っていなければ、理解も深まらないし、その思想が現代にどのような影響を及ぼしているのかを知らなければ学ぶ気にもならない。政治を学び直したいために読みたい。

 

権力の終焉

権力の終焉

 

今日の権力は行使も維持も困難である。権力そのものが、かつてない方法で攻撃されているからだ。権力の衰退・劣化が、富裕層だけでなく中間層と生活困窮者に与える影響を分析。経済、政治、社会、ビジネスなど、あらゆる分野におけるその要因と影響を明らかにする!フィナンシャル・タイムズ「2014年ベストブック」アリアナ・ハフィントン絶賛。マーク・ザッカーバーグ主宰ブッククラブ第1回選出の話題作。

 実はこの本もうすでに読んだことがある。ミーハーな僕は、「マークが勧めるなら俺も読むよ」みたいな友達でもないのに、軽いノリで読んだのだが、しかし途中で挫折した。「マーク、これは難しいよ」当時の僕には難しかった。しかし今の僕なら読みこなせると思う。悔しいので、次こそは読み切りたい。

 

経済の未来を考えるための3冊

大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか

大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか

 

富裕層と貧困層の差が拡大し、中流層が縮小の一途を辿っている。この流れを牽引しているのがテクノロジーの急速な進化だ。技術革新は労働現場をどう変え、私たちの所得にどのような影響をもたらすか。未来の労働市場で求められる資質とは?テクノロジー失業に陥らないために、何をなすべきか?『大停滞』で世界的論争を呼んだ経済学界の偉才による驚くべき未来予想図。

AIによって人間の仕事は奪われるであろう、ということは意識高い系の人たちにとっては、もはや常識のトピックではないだろうか。もはや働くことのハードルが上がりすぎている現状で、働け働け、といった世間の言説は無理があるのではないかと個人的には考える。重要なのは、仕事が奪われないところで、どう立ち回るかだ。特に選択肢がまだある若者には、どの戦場で戦うのかを決断するための指標になるのではないか。働くために読みたい。

 

スタートアップ!  シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣

スタートアップ! シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣

 

人は誰でも自分の人生の起業家だ! 人生に必要なことはすべてスタートアップに詰まっている! 

著者のリード・ホフマンは、リンクトインの創業者であると同時に、フェイスブック、ジンガなど100社以上に出資してきた投資家です。シリコンバレーでは「ヨーダ」と呼ばれ、多くの起業家に親しまれている存在。
フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグツイッターやスクエアの創業者のジャック・ドーシー、フリッカーのカテリーナ・フェイクとスチュワート・バターフィールド、PayPal出身者による「ペイパル・マフィア」など、シリコンバレーの仲間たちと日々接し、語り合うなかで得た話が数多く登場します。彼らもまた、今の状況に安住せず、前に進もうとしています。そして、お互いを助け合うその姿に、シリコンバレーの強さの秘密が見えてきます。

 ザ・意識高い系。しかしこの本は系なんかじゃなくて、本物の意識の高い人たちの本だ。僕のような庶民からすると、こういうのを見ると、生きている世界が違うなあ、とつくづく思うのだけれど、ビジネスをやるとなれば、ビジネスの最先端を走っている彼らを意識しないわけにもいかないだろう。意識を高くするために読みたい。

 

人口減少が進み、働き手が減っていく日本。もはや衰退は不可避ではないか。
そんな思い込みに対し、長く人口問題と格闘してきた経済学は「否」を突きつける。
経済成長の鍵を握るのはイノベーションであり、世界有数の長寿国である日本にはそのためのチャンスが多々転がっているのだ。
日本の財政は破綻するのか、AIは人間の仕事を奪うのか、人間にとって経済とは――やわらかい語り口で、人口と経済の核心に迫る。

ニュースでは、人口減少によって未来が暗くなるやらどうたら、と危機を煽るような言説がよく聞かれる。もはや日本は没落する国であるのだろうか、それに否を唱えるのが本書だ。素人考えでも、人口が減少しようが、一人当たりの生産性が上がれば、経済成長することは可能だということはわかる。おそらくそのための処方箋が書かれているのだろうと予想する。生産性を上げるために読みたい。

 

仕事の未来を考えるための3冊

ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用

ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用

 

変化が激しい時代に、従来の終身雇用では時代のスピードに対応できない。優秀な社員も成長できる仕事を求める。このような時代、シリコンバレーで実践されているのが、「アライアンス」という雇用形態だ。人は企業とではなく仕事と契約し、かつ企業とも信頼で結びつく。変化に対応する組織の新たな雇用を提唱する。 

 スタートアップ!で出てきた意識の高い作者、リード・ホフマンの再登場だ。終身雇用はオワコン、しかしフリーエジェントの雇用形態では、企業は人のために投資をしなくなる。じゃあどうするか。紹介文から察すると、要はコネだろ、っという結論を僕は推測している。やはりつながり強者が得するよね、と庶民の僕はちょい絶望。信頼されるために読みたい。

 

抜擢される人の人脈力  早回しで成長する人のセオリー

抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー

 

現代のように変化の早い時代に、個人の市場価値を左右するキーワードは「抜擢」です。

年功序列の順番待ちをしていれば誰もが出世できる時代は終わりました。
若くとも抜擢される人、年長でも抜擢されない人の二極化は、すでに始まっているのです。
では、抜擢される人とされない人の差はどこにあるのか?
「能力開発」と「人脈構築」にあります。この二つは抜擢への両輪です。
しかし能力開発には懸命な方が多い一方、人脈構築を疎かにしている人が多いのも事実。
それは、人脈構築の重要性と、人脈構築の方法を知らないからに他なりません。

プロジェクト型組織の台頭、リファレンス文化の到来など、ビジネスを取り巻く環境は大きく変わりました。この先ビジネスパーソンが成長を早め、大きく活躍するためには「抜擢」が不可欠になります。そのためにもますます重要となるのが「戦略的人脈構築」であり、その具体的な方法が、本書でご紹介する「人脈スパイラル・モデル」です。

本書は「人脈」の本ですが、これを読んでも、名刺の数や飲み友達の数が劇的に増えるわけではありません。本書の目的は、そこにはないのです。
自分の実力と意欲を最大限に活かし、早回しの成長と大きな成果を手に入れ、仕事や働き方を自由に選べる。そんなイキイキとした毎日を送るためのセオリーが、本書には書かれているのです。

 こちらもつながり強者が得する、という内容だろう。やはりコネか、と再度ちょい絶望している僕だ。実際、コネはいいよな、と思う。誰だって知っている人間と仕事したい、その方がコミュニケーションにコストがかからなくて済む。人脈構築の方法など、ぼっちの僕にはかなりハードルが高いのだが、しかし高所得者になるためには避けられない道だ。人脈を作るために読みたい。

 

有名企業からの脱出 あなたの仕事人生が?手遅れ?になる前に

有名企業からの脱出 あなたの仕事人生が?手遅れ?になる前に

 

シャープ、東芝三菱自動車……次々と窮地に陥る超優良企業やそこで働く人々を横目に、根拠なく「自分は大丈夫」と信じてないか? カネボウダイエーJALの修羅場を知る企業再生のトップによる、あなたの仕事人生を救う、これからの働き方提言。

沈まぬ太陽」や「半沢直樹」に共感しているなら、あなたは会社病にかかっている! 

ここ数年、優良企業と思われていた大企業が次々と窮地に陥っています。シャープ、東芝三菱自動車……。原因はすべて、「会社を腐らせる病」にかかっていることであり、その病原は“ムラ社会の虜"になった社員自身だと著者は断言します。そして、彼らは腐っていく企業と運命共同体として仕事人生も終了せざるをえなくなってしまうのです。 では、どうすれば半径5メートルのムラ社会で、上司の顔色と空気を読むことだけに人生のほとんどを消費する“クソ・サラリーマン"にならずにすむのか?
産業再生機構COOとして、カネボウダイエーそしてJALといった破たん企業の修羅場で見た“リアル"をもとに、まだ間に合うビジネスパーソンへ向けた、「会社に左右されない生き方」提言。ハッと息をのむ視点や考察は、必ず読者に「どうすればいいか」を見つけられるきっかけになります。

 大企業で働くどころか、僕はまだ働いてもいない身分である。しかし、会社に所属すれば否が応でも、半径5メートルの村社会に入村することになる。そのための処方箋は是非とも知りたい。これはAIによって仕事が奪われることにもつながるが、大企業においても、仕事が奪われる人がいることは確実だ。その時に何をするべきなのか。脱出するために読みたい。

 

教育の未来を考えるための3冊

学ぶとはどういうことか

学ぶとはどういうことか

 

学ぶといっても作法がある。たんに情報を「知る」段階から、「理解する」「疑う」「超える」という段階を経て、はじめて「勉強」は「学び」に発展するのだが、通常、人は「知る」「理解する」段階で学んだと思って自己満足している。しかしこれは、その時々のデータを更新する繰り返しの作業にすぎない。受験秀才や能吏になれても、現在のような激しい時代の変化に対応できる人材になることはできない。
本書は「学びの塔」である東大の総長を務め、かつ政治思想史の碩学で政治という「歴史の中で人間を動かす学問」を研究と現実とで行ってきた著者が、長年の教育実践をもとに、福沢諭吉アリストテレスヘーゲルマルクスの知の軌跡に分け入りつつ示す、「勉強」を超えて到達する「学び」の境地。旧来の常識や手本を学び、それを超えて自由になることは、人生の可能性を大きく切り開く。「学び方=生き方」なのだ。だから本書は、長寿時代の生き方ガイドでもある。 

僕が学問に興味を持ち始めたのは大学に入ってからだった。高い学費を払ってもらいながら、遊ぶということがどうにも気が進まなくて、かといって、授業に出るのもだるかったので、暇つぶしがてら図書館に引きこもって、本を読みまくっていた。そこで思うのは、そもそも学ぶというのはどういうことなのだろうかということだ。少なくともただの暇つぶしではないだろうから、僕の姿勢は間違っているだろう。学ぶってなんだろうね?学ぶために読みたい。 

 

自由論 (光文社古典新訳文庫)

自由論 (光文社古典新訳文庫)

 

本当の「自由」とはなにか、考えたことはありますか? 個人の自由への干渉はどこまでゆるされるのか。反対意見はなぜ尊重されなければならないのか。なぜ「変わった人間」になるのが望ましいのか。市民社会における個人の自由について根源的に考察し、その重要さを説いたイギリス経験論の白眉。哲学を普通の言葉で語った新訳決定版! 現代人が必ず読むべき、今もっともラディカルな書。

2017年2月の時点でキンドルアンリミテッドで読める本。今読み返しているところ。大学時代に暇つぶしで読んでいたけど、結局よくわからないまま終わらせてしまった本だ。しかし暇つぶしで自由論読む僕って変わってるかな?でもミルが言うには「変わった人間」になるのが望ましいんだぜ。それに世界のグローバルエリートはみんな古典を読み尽くしていると、佐々木紀彦氏も書いている。自由を考えるために読みたい。

 

永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編 (光文社古典新訳文庫)

永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編 (光文社古典新訳文庫)

 

自分の頭で考える。カントが「啓蒙とは何か」で繰り返し説くのは、その困難と重要性である。「永遠平和のために」では常備軍の廃止、国家の連合を視野に入れた、平和論を展開している。他3編を含め、いずれもアクチュアルな問題意識に貫かれた、いまこそ読まれるべき論文集。

こちらも2017年2月の時点でキンドルアンリミテッドで読める。カントの純粋理性批判はかなり長く、書いていることも難しくてよくわからいけど、こちらは薄くて、分かりやすい。カント入門書として最適ではないだろうか。繰り返すが、グローバルエリートは皆古典を読み尽くして教養のある人間だ。日本の学生はあまりに学ばない。知性のない彼らはまずはカントで啓蒙について学ぶべきだろう。ま、僕は遊びで読んでいたんですけれどね。啓蒙するために読みたい。

 

リーダの未来を考えるための3冊

代表的日本人 (岩波文庫)

代表的日本人 (岩波文庫)

 

内村鑑三(一八六一―一九三〇)は,「代表的日本人」として西郷隆盛上杉鷹山二宮尊徳中江藤樹日蓮の五人をあげ,その生涯を叙述する.日清戦争の始まった一八九四年に書かれた本書は岡倉天心茶の本』,新渡戸稲造『武士道』と共に,日本人が英語で日本の文化・思想を西欧社会に紹介した代表的な著作である.

二宮尊徳といえば、小学校の校庭で歩きながら本を読んでいる銅像が建っている。僕のいた小学校にもあった。そうか、海外にも紹介されるほどの人物だったのかと、評価を上げている。ザ・日本人を知ることで、僕たちの国が外から見られているのかを知ることになるだろう。日本人を知るために読みたい。

 

ドラッカー名著集8 ポスト資本主義社会

ドラッカー名著集8 ポスト資本主義社会

 

ドラッカー,P.F.
1909‐2005。20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。東西冷戦の終結や知識社会の到来をいち早く知らせるとともに、「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父

言わずと知れたドラッカー。野球のマネージャーがどうたらこうたら、で有名になったが、仮にあのおバカ本だけ読んで、ドラッカーを読んでいないというやつがいたら(結構いるだろうが)そいつはアホとしか言いようがない。原著読めよ。僕は3冊ほどドラッカー本を読んでいるが、その思想の深さには圧巻と言うしかない。いつかドラッカーの名著集を全て読み尽くしたいと常々考えている。ドラッカーが読みたい。

 

イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press)

イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press)

  • 作者: クレイトン・クリステンセン,ジェフリー・ダイアー,ハル・グレガーセン,櫻井祐子
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2012/01/18
  • メディア: 単行本
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本書は『イノベーションのジレンマ』のクリステンセンが贈る、イノベーションの源泉となる「人(とその能力)」についての言及である。6年の年月を費やして、スティーブ・ジョブズジェフ・ベゾス(アマゾンCEO)、アラン・ラフリー(P&G前会長)などに代表される革新的な経営者25人と、3,500人を超える先見の明のある起業家を分析し、彼らがどのように創造的なアイデアや事業戦略を生み出したのかを5つのスキル(能力)にまとめあげている。

そして、イノベーションを起こす能力は、けっして先天的なものではなく、後天的に育成できる、と結論づける。さらにその能力の特徴と開発手法を具体的に掘り下げていく。なお、本書のもととなった論文は2009年マッキンゼー賞を受賞している。

  クリステンセンのイノベーションのジレンマも、ドラッカーに次ぐ経営学では有名人であるが、このイノベーションのジレンマは4作ほどシリーズが出ているようだ。あることは知っていて、僕は一作目しか読んでいないことに少なからず居心地の悪さを感じていた。例えるなら、ジョジョの第1部しか読んでないみたいな。第1部だけじゃジョジョの魅力はわからない。イノベーションのジレンマシリーズにもそういう魅力があるのかもしれないと思うと、かなり損した気分になる。ここで佐々木紀彦氏がイノベーションのジレンマではなく、あえて DNAをお勧めしたということは、ちゃんと全部読めよ、というお達しなのだと、僕は勝手に解釈する。イノベーションのジレンマシリーズを全部読みたい。

 

おわりに

日本3.0で紹介されていた60冊の内、18冊を紹介した。繰り返し言うが、この本自体がとても刺激的な内容に満ち溢れているので、是非とも本書を読んでもらいたい。ただ僕がこういうお勧め本一覧というやつが好きなので、どうせなら自分で作ってみた次第だ。同じように本の一覧表が好きで、60冊全部の本が何なのか気になる人がいれば本書を買おう。ただし読みたい本リストに入れるだけではダメだ。本はちゃんと読むものだ。リストに入れるだけのものじゃない。60冊読むのはきついが、三分の一程度なら読めるかな、ってな感じで、ハードルを下げる意味でもこの18冊のリストは有用だと思う。

 

「働く人」たちに役に立つブックガイドになれば幸いだ。

 

日本3.0 2020年の人生戦略 (幻冬舎単行本)

日本3.0 2020年の人生戦略 (幻冬舎単行本)