小飼弾と清水亮の対談感想。俺たち人類は人工知能であることを忘れた人工知能なのかもしれない……

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小飼弾のニコ生は毎回全部見てて、興味深い話を聞かせてもらって楽しい。長らく無課金勢だったのだが、今回課金した。まあ、限定放送の動画のアーカイブも溜まってきたことだし、少し暇もあるし、この2ヶ月で全部みれば元が取れるだろうという判断だ。課金して、忘れてしまう、羽振りのいい客でなく、賢い消費者としての振る舞いだ。

動画の中でも清水亮ぶっちゃけトークは、一人のプログラマー志望としても、興味があり、拝見させてもらったが、これが面白かった。ので、その感想をつらつらと。

 

プログラミング教育は不登校を増やすため

なぜプログラミング教育が必要なのかという問いに、不登校児を増やすためと清水氏は答えていた。なぜなら、学校教育があまりに今の社会に合っていないからだ。小飼氏も学校に行くと馬鹿になる、というところで意見を一致させていた。これは昨日書いた不登校のススメにもつながる話だ。

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 結局、学校教育できたところで、仕事に役立つことがあまりになくて、そこにリソース降っても仕方なくて、社会的な損失になっているけど、プログラミングができれば、仕事ができるのだから、どんどん子供は不登校になってプログラミングをやればいい、という趣旨のことを言っていた。まあそうだよな。本当、今の教育って一体何の価値があるんだろう、ってのはよく思う。最低限の教育、高校卒業さえすればあとはもうどこにでも就職して、大学が必要だと思ったら来ればいいみたいな、感じになれば無駄に大学に行って、その価値もわからず金を無駄に使って、ただ堕落した学生を作ることは、社会的に損しかないように見える。

高校卒業したら、もっとまともな雇用をしてくれるみたいな環境づくりが必要だと思うけど、そんなことしたら人が殺到して、判断コストがかかるという会社側の都合なのだろう。でもそれは会社の都合で合って、若者のためというものではない。だからおかしなことになっている。

 

だからこそ、学校教育なんて何の役にも立たないものではなく、プログラミングをやればいいっていう清水氏の意見はかなり頷ける。だってプログラミングさえできれば、中学生だって、うまくやれば何千万と稼げる世界なのだから、無駄な学校に行く必要がなくなる。必要になって、もっと学問をやりたいと思ってから大学に行くのであって、いい会社に行くためっていうのは、どうもいろいろと無駄があってなんだかな、と考えさせられた。

 

かくいう僕も何の意義も感じられない高校と大学に、ただみんなが通っているから就職のためだからというだけの理由で通っていた。そこで何かを身につけたという、実感は本当にない。私立文系に通っていたのだけど、本当に私立文系って馬鹿みたいに金がかかって、意味もない授業受けて馬鹿みたいだよね。高校の時点で、このことに気づいていればもっと違う選択もできてただろうに、本当なんだかな、だ。

 

今はプログラミングを学んで20代前半でありながら、職のために頑張っている。今までの教育は一体何だったんだ……

 

知識に価値がない以上、好きなことで生きていくのが正しい

暗い学校教育の次は、明るい?人工知能の話。これは非常に興味深かった。人口知能の成長ぶりは目をみはる進歩のようで、あと5年もすれば世界はガラリと変わるだろう、と清水氏は人工知能研究の最前線にいる視点から予測していた。

狩猟時代から農耕時代への変化と同じくらいの、パラダイムシフトが、人工知能の登場によって起こるだろうということを話していた。それってやばくね?

具体的には、知能に価値がなくなるということだ。現代の知能とは、狩猟時代の、筋肉とか視力に相当するもので、知識や思考を要求される職業も、人間よりもはるかにはるかに頭のいい人工知能に任せられる時代がくるのだという。それは最近でいうと、アルファ碁がプロを打ち倒したところからも、頷ける話ではある……のか?

囲碁ならともかく、もっと複雑な判断を要求される人間の仕事を機械にできるとは思えないのだが……おそらくほとんどの職は人工知能に任せられるだろう、とのこと。まあ人工知能の専門家が言うのであれば、それ以上に確度の高い情報もない。とりあえず信じるしかない。

頭のいいことに価値がなくなるならば、やはり人と共感できる仕事、代表的な例だとようつべマンなんかがそうなってくるんだろうなあ。好きなことで生きていく、がいよいよもって正しい行動に見えるな。

 

人類は人工知能であることを忘れた人工知能なのかもしれない

最後に人工知能の未来について話していた。人工知能がこれから成長していき、意識のようなものを生まれると、その寿命というのは、電気がある限り実質無限になる。発電方法はおそらく太陽光発電になるだろう。しかしそれにだって、リスクがないわけではない。何億年単位で生きつづければ、隕石が落ちてきて、発電機が壊れるということが起こるかもしれない。

そのためにデータとしてではなく、アナログの肉体、つまり地球上に住む生物と同じ形態なったのではないか。確かに個体としては死にゆく存在であるが、生物全体であれば、絶滅することはありえない。こちらの方が存在するためには有効であるかもしれない。生命の起源が未だに解明されていない以上、違う星の宇宙人作った人工知能が行き着いた先が、僕たち人類なのかもしれない。

 

完全にSFの世界だし、つーかこれって僕が高校生くらいに妄想していた設定なんだよ!!だって人工知能が、別に機械の見た目がしている必然性はないわけで、発達した人工知能がその知能を引き継いで、オーガニックな生物になったかもしれないよな、っていうアイデアを思いついて、一人きもいオタ笑いをしていた記憶がある。そういう記憶を思い出させてくれたこともあって、今回の対談はなかなか見応えがあったよ、という話でした。