新世紀SOS物語

とある魔法少女の終末旅行

動物園で生まれて周りが動物ばかりで動物として扱われる中で人間として生きるのは難しい

ほとんどの人間は動物だ

動物の子供として生まれて、生まれてから大人になるまで動物園で育ち動物として扱われるのだから、当然だ

 

仮に人間になろうと思っても、人間たちの住む楽園に入れる個体数には限りがある

国際的にランキングに乗る大学やホワイトカラーの企業などはせいぜい全人口のうち5パーセントくらいしか入ることはできない

 

初めから、95パーセントの人間は動物園で動物になるように設定されている

 

動物の家に生まれると、まず人間になるために必要な本がない。親も動物なので人間のする会話はしない。酒と女と野球の話しかしない。動物語しか話さない

 

人間の家に生まれると、本に囲まれる。親戚もみんな人間だ。音楽や学問など人間になるために必要なことを自然と身につける

 

小学校までは、動物の子も人間の子も一応は平等に扱われる。しかし、中学からいよいよ楽園と動物園に分けられる

 

人間として生きていく子供と動物として生きていく子供では将来的に、超えがたい差がついていく

 

動物と人間の壁を隔てて、互いに理解不能な存在になっていく

 

楽園にいる人間たちは人間と人間語を話し合うので、より人間になっていく

 

動物園にいる動物たちは動物同士で動物語を話し合っているので、より動物になっていく

 

人は周りの環境に左右される。周りの評価で、人間にも動物にもなる

 

 

95パーセントの動物が檻の中で、お互いに威嚇し喧嘩し合っている

 

滑稽

 

楽園にいる人間たちが、それを見て笑う。バカじゃないの

 

動物園にいる動物と、楽園にいる人間とでは、住んでいる世界が違うのだから、常識も違う

 

違う生物。理解不能

 

そんな言葉も常識も通じない違う生物を人間が助けるわけがない

 

ただ家畜としては有用だから、肉として食うだけだ

 

消費税増税リーマンショック非正規雇用

 

動物がどんなに苦しもう死のうがが、心が痛むことはない

 

しかし動物にも心がある。心がある以上不満が出る。しかしその不満も自分より弱い動物にぶつけてそれでガス抜きする。いじめ

 

あるいは芸能人の不倫に怒り、ネットで中傷する。バカ

 

そんな愚かな動物に何をやっても許されると思うのが人間だ

 

動物狩りはさらに激しくなる一方だ

 

金融資本主義、人工知能、軍事医療教育費の増大

 

本当に嫌になる

 

そして俺自身もそんな狩られる側の愚かな動物の中の1匹に過ぎないということに、絶望を感じる

 

10代、20代のうちに人間の住む楽園に何としても入らなければ、一生動物園行きだ

 

あの時の俺は無知だった。楽園があることすら知らない。行くすべも知らなかった

 

過去の愚かな自分を思いっきりぶん殴りたい

 

動物園で生まれて周りが動物で動物として扱われる中で人間として生きるのは難しい

 

動物と人間の狭間で揺れ動く

 

それでも、檻の外に楽園があることを知った以上、そこに行きたい

 

楽園に行って人間になること、自由になること

 

それが俺のゴールだ